ネギサブカルト

愛と偏見を持って音楽のお話をするブログ

迷わずこれが一番って言う

2日目 ART−SCHOOL「車輪の下

オススメ度 ☆☆☆☆☆

聴きやすさ ☆☆☆☆

聴いてほしさ ☆☆☆☆☆

 

youtu.be

 

 前回の記事はメモリアルなものを、というスタンスで書いたので、今回は自己紹介代わりになるものを。管理人が一番好きなバンドであるART−SCHOOL。数ヶ月前、休止期間を終えて再始動、ワンマンライブを行なった。正直、本当に行きたかったが本職が休めないので叶わず。

 一番好きなバンドという割には管理人の歴は浅い。しっかり聴き始めたのは大学生になってから。でも、その存在は知っていた。高校生の頃、ストレイテナーにハマった。当時、好きになったものは何でもウィキペディアで調べる癖のあった管理人は、ひなっち(テナーBa)が以前は別のバンドに所属していたことを知る。それが、アート。そして、早速YouTubeで調べて、一番初めに聴いてみたのがこの曲。ちなみに別に代表曲とかではない。再生していきなり、安心安定ひなっちのベース。そこから全っ然上手ではないボーカルが歌い始める。(この流れ前回の鉄風と同じですね)構成も、単純。歌詞に直接的なメッセージもない。でも何故か、この曲にすごく惹きつけられた。どのくらい惹きつけられたかというと、カラオケで歌っちゃうくらい。オススメはしないですよ、変な空気になるので。

 でも、もったいないことに、そこから他の曲を聴く事がなく(当時は聴いたことのないバンドを少しずつ聴いていた)、ふと思い返して大学生、「スカーレット」を聴き、沼る。皆さんに伝えて置きたいのは、いいなと思った曲、バンドに出会ったら他の曲も2〜3曲聴いてみましょう。その曲単体が好きなのかもしれないし、そのバンドが大好きになる可能性も秘めているから。

 アートの良さは、根底は人間的な負の感情を漂わせつつ、決して卑屈すぎず、かといって押し付けがましい明るさもなく、いい塩梅で聴きやすい。めちゃくちゃ暗いな!っていう曲はそんなにない。多分。普通に、メロディーがいい。そして、絶対にボーカルは木下理樹でなければならない、というのも、「歌が下手なのがむしろいい!」とかそんなんではなくて、アートの曲は、綺麗にさらりと歌って欲しくないし、感情を乗せすぎてもなんか違う…と感じてしまう。リッキーの歌でしか、完成しない。(結局、どのバンドもだけど、バンドの中のボーカルってそういう立ち位置になれるかが重要ですよね)あとはギターもトディでないといけない。聴くとそう思う(OJ時代の曲も好きだけど)音作りも、リフも、あと精神的な面も。過去に、バンドが空中分解しかけた時に、リッキーが「トディがいないならもうアートは続けれない」と思ったのはファンから見てもそう思う。

つらつら語ってしまったけれど、何が言いたいかというと、何となく敬遠していた方はこの機会にぜひ聴いてみてほしい。10人いたら2人くらいは「いいね」っていってくれると思う。オススメ曲ならいくらでも取り上げます。